石川レポート web版

石川レポートWeb版。当社の営業担当石川が、スミノイエの情報や家づくりのこと、プライベートのできごとを綴ります。

2019/03/20

2018 ミニバス秋季大会 全市大会

こんにちは。





ブロックの最終戦で惜しくも
敗れたものの、ブロック2位で
全市大会に出場する我がチームです。
※ミニバスの記事はだいぶご無沙汰でした。


↑ 会場は厚別区体育館。
  前回の全市大会と同じです。





決勝を戦ったライバルチームに絶対勝ちたい
というのはもちろんなのですが、ブロックの
順位は全市大会の組み合わせに影響します。
予選の決勝の様子はこちらから







優勝で1位だと他のブロックの4位と。
2位だと他のブロックの同じく2位と。
それぞれあたる組み合わせです。





全市大会の初戦を勝てば
全道大会に出場できるので、
初戦の組み合わせはかなり重要でした。
なので、絶対に1位になりたかったんです・・・。





結局、初戦の相手はブロックの予選を
苦しみながら2位で突破。夏は
全道大会にも出場している
好チームです。





うちは彼らとは2度戦ってます。
夏の大会で3点差で敗れ、10月に練習試合を
した際はウチが完勝しています。対戦成績は
1勝1敗で、チーム力はほぼ同じくらいです。





相手は個人技のうまい④⑦と
恐らく札幌地区で一番背が高い
177センチの⑫が要注意です。




大会までの間は、過去の試合のDVDを
穴があくほど見て作戦を練りました。
そして相手はもちろんですが、最大の敵は
緊張と会場の雰囲気です。





6月の全市大会ではほぼ全員が緊張のあまり
本来の力を出し切れず悔しい敗戦でした。
なので、今回の最大の課題は子供達の
本来の力を出し切れる
ように試合に臨むことです。


↑ 専用のアップ会場でのアップの様子。
  ここで『緊張ほぐれる作戦』
  実行です。






メンタルトレーニングの記事を読み漁り
試合前の緊張をいかにほぐすかを
考え抜きました。さあ結果はどうだったのか?
全市大会がはじまります。

 
↑ 『お互い礼
  『よろしくお願いします

※白のユニフォームのウチの子達が
 礼をしていないのは、態度が悪いわけではなく、
 僕が徹底している『語先後礼』
 あいさつを実践してるからです。
 彼らはこのあと深く頭を下げます。





さあ試合開始です。1Qのメンバーからは
緊張の様子はあまり感じられません。
しかしやはりミスは多い・・・。
緊張なのか?技術不足なのか?
後者のような気がします・・・。






そんな中、やはり相手のエース⑦に
先制されます。とにかく相手の攻撃の
中心は彼です。





それに対してウチのメンバーは、
ボールに食らいつくプレイが売りのZ君が
果敢なリバウンドからシュートで得点。
彼はこの先、まだまだ良い選手になるはず。






そして大黒柱のC君。ウチのチームは
攻めも守りも彼が大黒柱。しかし体格的にも
彼は毎試合、相手から徹底したマークにあいます。
ボールを止めれば、すぐに2,3人に囲まれます。





そこでイライラしてしまうと、プレイに
マイナスの影響がでます・・・。今回も
徹底したマークにあい、無理なシュートを
打たされたり、雑なパスをカットされます。





しかし彼のいいところは
周りの選手を上手につかえること。
彼に2人集まれば、誰かがフリーになります。
それを見逃さず、そこにパスできるのは
彼のいいところ。






それができれば自分にマークは集まりにくく
なるので、自分が攻めやすくなります。
ここから彼の良さが活き、このQだけで
2つのバスケットカウントをとる活躍。






C君の活躍もあり、このQは13対10
3点リードです。しかしベンチに戻ってきた
子達の様子を見ると、副キャプテンが
つらそうな顔をしてます・・・。






足を捻ったようで、3Q以降出場できるかは
微妙な様子です。彼は悔しくて泣いていました。
しかし試合は動いているため、すぐに2Qが
はじまります。これが後半に影響しないのを
祈るばかりです。






少し嫌な流れを感じつつも3点リード
迎える2Q。我が家の長男が登場です。
このQのメンバーにも緊張の様子は
そこまで見られません。

 
↑ こちらはプロのカメラマンさんの
  写真。やはり躍動感があります。






ここで注意すべきは相手の⑫。
177センチの彼には我がチームの
最長身167センチのT君をぶつけます。





10センチもの身長差はありますが、
T君の身体能力はそれを埋めてくれるはず。
⑫に簡単にシュートされたり、リバウンドを
とられなければウチの流れです。

 
↑ ゴールに近い場所で⑫にボールを
  絶対に持たせないこと。
  緑の〇は見守る石川です。






しかしここでも相変わらず、パスミスやトラベリング
などのミスが起き、イマイチ勢いに乗れません・・・。
しかしT君の必死のDFが周りのメンバーの
士気を盛り上げました。





2Qの後半からボールマンに激しくプレッシャー
をかけると、⑫にボールもはいらないので、
相手は攻めあぐみ得点が伸びません。

 
↑ 長男とエースのR君で相手にプレッシャーを
  かけます。ここのDFは素晴らしかった。
  こんなプレイがコーチは好きなんだぞ。





そしてOFはT君が素晴らしい活躍。
10センチ高い相手に果敢に向かっていき得点。
ブロックされてシュートは外れてもファールを
もらってフリースローを決めます。


↑ T君、得意のフリースローを
  4本中3本決めました
  本当に上手になりました。





T君がこのQだけで7得点の活躍。OFもそうですが、
このQはみんながDFを必死にがんばった事が
素晴らしかった。スコアは26対15
11点リードで後半戦に臨みます。





ハーフタイムでの子供達の様子は
緊張はもうほぐれ、疲労感も見られません。
ですが、1Qでケガをした副キャプテンは
この後の出場は無理でした・・・。






彼が出れないのは多少プランが変わりますが、
ウチのベストメンバーは数パターンで
組んでるので、誰が出ても大丈夫。





『リードはしてるが、まだ試合は半分
 リラックスしながら、気は抜かずに行こう。』
と声をかけ後半戦の開始です。







お互いベストメンバーの後半戦。やはり相手は
④⑦⑫に要注意です。④⑦に気をとられていると
空いている⑫にパスされ簡単に得点される。
このパターンを気を付けるように指示しました。






しかしウチの悪いパターンがここでも出ます。
全員の動きが少なくなり、攻めが単調に。
DFへの戻りも遅く必死さが感じられません。
前半のリードからくる油断です・・・。





ボールを持ってないメンバーが動かないため、
ボールを持ってる選手がプレッシャーをかけられ
ボールを奪われ失点。






単調な攻めで外れたシュートのリバウンドを
抑えられ、あっという間に速攻から失点。
こんな流れで相手に勢いがついてしまいます。
大一番では必ずこうなります・・・。






それでもR君の素晴らしいDFからの速攻。
長男の積極的なドライブからの
レイアップなどで何とか食らいつきます。

 
↑ R君のスピードは全道でも屈指。
  今後はもっととんでもない男になるはず。



 
↑ いい写真だったので採用
  完全に親バカです。





結局このQは37対30。何とか踏みとどまり
リードは保ちましたが、勢い、流れは相手に
あるので、全く安心できない状況です。






さあ泣いても笑っても最終Q。6分後に
どちらかが全道大会に出場で、
どちらかは公式戦が終了します。
もちろん『勝つのは俺達だ
と子供達を送り出しました。






そんな最終Q、やはり立ちはだかったのは
当初の予想通り⑦でした。この緊迫した
場面でもDFが離れていればロングシュート。
近ければドライブ。大したものです。

 
↑ 見にくいですね・・・。
  上手な子は緩急の使い方、
  ステップの使い方が素晴らしい。早く
  こんな選手を育てられるようになりたいです。






相手の攻撃はほとんどが⑦。それに対して
我がチームは『全員バスケ』です。
全員でがんばりますが、疲労と集中力の
低下でミスが続き、ジリジリ追い上げられます。






そして相手の長身の⑫がDF面で活躍。
ウチ選手がゴール下に突っ込んでいっても
177センチの彼がいるだけでブロックされたり、
威圧感からシュートが外れます。







そんな状況でリードはみるみるなくなり、
最終Qの半分がすぎた頃には、ついに
同点に追いつかれてしまいました






しかしここまでくれば、技術の問題よりも
どちらがより勝ちたい気持ちが強いか。
疲れていても精神面、気持ちの勝負です。





残りの時間帯はお互いシーソーゲーム。
⑦の個人技対ウチの全員バスケ。
残り1分半でウチが41対40
わずか1点のリード。私石川
もう心臓が止まりそうです・・・。





我がチームはこのQ、疲労から足が動かなくなり
ファールを連発。すでに4ファール
ここからのファールは全て相手の
フリースローになってしまいます。





ここでまたミスから、よりによって
⑦にファール・・・。シュートが上手い子に
フリースローを与えてはいけません。

 
↑ そして⑦のフリースロー。





このフリースローどうだったかというと・・・。







やはり⑦は2本とも決めてきます。
これで41対42で再度逆転されます・・・。
しかし時間はまだ1分以上残ってます。
慌てる必要はない状況です。






しかしここでの我がチームのOFは成功せず、
残り1分をきったところで相手ボール。
ここは絶対に死守せねばなりません。






全員が必死に守りましたが、相手の⑦は
止められません・・・。後半の⑦の
集中力はすさまじかった。
シュートを決められ、残り40秒で
41対44と3点ビハインド






しかしここで長男が集中力を見せました。
いつもはのんびりしてますが、ここでは相手の
スキをつき、一気に持ち込みレイアップ。

 
↑ 残り時間を見て、的確な判断が
  できました。この日の長男は積極的でした。





これが決まり、残り時間30秒で
43対44の1点差。ここでのDFを
がんばって抑えて、急いで攻めて得点できれば
奇跡の逆転勝利が見えます。





そして時間がもうないので、普段とは違う
オールコートマンツーマンDFで
すぐにボールを奪いに行きます。





ですがここで痛恨のファール・・・。
ですがこれは仕方ありません。
ウチは先行逃げ切りのチームでじっくり
守る練習が中心なので、このDFの練習は
ほとんどしていなかったのです。





しかしフリースローを打つのは⑦ではなく④。
⑦以外は後半ほとんどシュートを打ってないので
2本決まる可能性は低いとふんでいます。






この最終局面。残り時間は15秒
このフリースローを2本決められると
3点差になり万事休す。1回での得点は2点
なので、15秒では1回しか攻めるチャンスは
ないので、1点差で届かない計算です。





2本とも外れて、マイボールにできれば、
残り15秒で攻め切り、
得点できれば逆転





1本外れてマイボールにできれば、
残り15秒で攻め切り、
得点できれば同点で延長戦






とんでもないドラマチックな展開です。
そんな運命の1本目。
後は我々は外れるのを祈るのみ。







ガン・・・。
1本目は外れました。
首の皮一枚つながりました。







次は運命の2本目。シュートする④にも
とんでもないプレッシャーがかかってるはず。
さて2本目はどうだったのか・・・。








スパッ。






決まってしまいました・・・。
これで43対45の2点ビハインド
残り時間15秒でマイボールです。





この残り時間で得点できれば同点で
延長戦。最後の攻撃です。
しかし相手のDFも必死の
オールコートマンツーマン。
シュートに持ち込ませないように
プレッシャーをかけてきます。






ここで残り時間10秒ほどで
大黒柱のC君にボールが。やはりこんな
場面で頼りになるのは彼です。






しかし彼がドリブルで攻め込もうとした時
『ピーッ』
笛が鳴ります。






相手DFのプレッシャーにC君
痛恨のトラベリング・・・。
シュートまで行けずに相手ボール。






残り時間10秒で相手ボールのスローイン。
ウチの選手達も最後までボールを
奪いに行きますが、無情にも
タイムアップ。そのまま試合終了です。

 
↑ お互いに握手。スポーツマンらしい
  一コマです。長男はすでに号泣。






最終スコアは43対45。ワンゴール分
届きませんでした。長男達6年生の
ミニバスの公式戦は終わりました・・・。






僕もコーチも選手達も親達も茫然。
悔しい気持ちはもちろんですが、放心状態で
結果を受け止められない。悔しい、悲しい
色んな気持ちなんですが、どんな感情なのか
わからない状態でした。





勝負ですから当然、勝者も敗者もいます。
出場した6年生も応援していた下級生も
ほとんどの子が号泣。






試合後のミーティングでもどんな言葉を
かけるものなのか困惑しましたし、
もらい泣き寸前でした。






しかし僕はこれだけは強く言いました。
『負けたのは残念、全道にいけなかったのも
 悔しい。そしてすべてはコーチの責任。
 でもここまで来れた事が本当に立派な事。
 だから全員胸を張って帰ろう』と。






力を出し切れた子、出し切れなかった子
悔いは絶対に残るはず。でも彼らの
バスケ人生ははじまったばかり。






この日の悔しさはきっと今後の糧に
なるはずです。彼らの可能性は無限です。∞
がんばれ子供達






この全市大会は去年の11月のことでした。
このあとはすぐに後輩たちの
新チームに体制は変わっています。





僕も悔しさ、自分の未熟さの反省などの
色んな感情や想いがあり、
この試合のDVDは最近まで見れて
いませんでした。今回ようやくDVDを
見返すことができました。






新チームでも引き続き、コーチは続けることになり
最近では次男が卒業するまでに、
『必ず全道大会に出場する
という目標で、新チームを指導してます。






しばらくお休みしていたミニバスの記事ですが
また再開していこうと思ってます。
とっても長くなってしまいましたが、
引き続きバスケ記事もお楽しみに。
※興味のない方はごめんなさい。

情報発信リーダー 石川へのお気楽メール相談フォーム